今さらながら、4月の出張トリドリ(台湾)のコトを書いてみようかと…
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初めての台湾、トリドリとして海外に行くコトももちろん初めて.
私の旅はだいたい珍道中です.
後にネタとして、結果良い思い出になるのでイイのですが.
旅先で、泊まっていたアパートの部屋のブレーカーが落ちたこともありました.
暗闇の中、地蔵のように固まりつつスナック菓子をかじってどーしよか考える.
4階にいるスペイン人の管理人のもとへ行ってみることにした.
英語が話せない私は、なんとか駆使して柳沢慎吾がパトカーのモノマネをするようなジェスチャーをして、電気がつかないんだ!と訴えた.
スペイン人が何か言ってるけど、理解できないままとりあえず部屋に戻された.
また暗闇の中、地蔵になってスナック菓子をボリボリすること1時間..
どーやら管理人は、「恋人に直してもらうから、来るまで待っててー」と言っていた模様.
ようやく到着した恋人は、地下にあるブレーカーを上げてくれた…
呼ばなくてもできただろーよ、管理人さん…
またある時は、真冬の寒空の日、尿意が限界に達した時、ある中東系のレストランに飛び込んだ.
間に合ったー!と思ったのもつかの間…なんと鍵がかからない..
扉は1枚しかない..
開ければみんなが食事をとっている座席がドーン
開けられてしまったら、私のお股がドーン
このまま開けられてしまったら、食事中のみなさまにご開帳するコトになってしまう..
一か八かの勝負
中腰で用を足し、開けられそうになった瞬間ドアノブに手を伸ばすんだ !と
生きた心地しない…
ふ~
どうにか生きて帰って来れました…
この程度のネタはまだまだありますが、キリがないのでこのあたりでやめときます.
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で、今回の台湾旅はというと.、何とほぼトラブルなしの旅だったのです.
私には珍しく..
道に迷うのは多々あったけど、そんなコトは日常茶飯事だからトラブルではないし..
もうホントに、優しさと愛に溢れた台湾なのでした.
蚤の市当日の朝、方向オンチの私は早めに出て開場の場所をチェックしようと意気込んで出発.
近くのホテルに泊まったおかげで、難なく到着.
場所は台中、文化創意園区で酒造の蔵などの文化財の一角
イベントやるんだから、場所なんてすぐ見つかるでしょー
え…
ひ、ひろーい..
ひ、広すぎる..
私のように荷物をガラガラ運んでる人に声をかけてみる.
「蚤物市..」
「……」
どうやらこの敷地内で、いろんなイベントが開催されるようで、荷物ガラガラの人は別のイベントらしい..
会話が全く通じないながらも、私のことを哀れに思ってくれたようで、他の人に声をかけてくれている.
2番目の人もわからず
3番目、4番目の人もわからず
最終的には、荷物ガラガラの人から5番目のひとまで、みんな一緒に「蚤物市」を探してくれてる.
見つけた時の喜びたるや、もはや1つのチームになっていた..
ちなみに全員他人同士..
結局蚤の市の場所は、このチームで何度も歩いた場所にありました…
ただ私が早く行きすぎてシャッターが閉まっていただけの話…
ホント申し訳ない…
ホントに謝謝.
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チームでさ迷っていたことを知らない、蚤の市スタッフの人たちは、キラキラした笑顔で私を迎えてくれました.
私はドロドロでしたが..
蚤の市1日目.
予想をはるかに上回る来場者が、入口に並んで行列ができている
なんてコトだ…
出店者は7割が台湾、3割くらいが日本と香港でした
他のお店をじっくり散策することはあまりできなかったのですが、周りは日本のお店だったので言葉の壁もなくとっても助けられました
のんびり値段でもつけようかと思いきや、あれよあれよという間に人だかり…
人だかりに慣れてないトリドリ、アワアワでした..
そんな時に現れた、蚤の市スタッフの台湾人のクルミちゃん.
天使に見えました..
日本語堪能のクルミちゃん
ぜーんぶ訳してくれている
いつしか私は、通訳を介して話をするハリウッドスターのよな気分に酔いしれていました…
シャイなクルミちゃん
21歳
私より落ち着いた女子..
合間にクルミちゃんに話しかけてみる
クルミちゃん21歳…
何を話せば喜んでくれるだろか..
私「日本の芸能人、ダレが好きー?」
私「やっぱ嵐とかジャニーズ?エグザイルとかー?」
く「す、好きじゃないです…」
く「金城武かっこいい…」
シブイね.クルミちゃん
でも共通点が見つかって、おばちゃんウレシかったよ..
そんな会話をしてる中、地元のカップルがクルミちゃんに何か話しかけてきた.
「あのぉ、トリドリのお店に行ったことがあるそうです」
へ?
ん?
あああ!!!
昨年トリドリに来てくれた台湾人カップル!翻訳機を使って会話した、ブログに書いたカップルだ!
聞けば台北から来たという..
台北と台中は、日本でいうと東京~名古屋..
はるばる差し入れを持って会いに来てくれたという…
もう…何でしょうか、泣きそうでした..私
昨年たまたまトリドリを見つけてくれただけのトリドリのために
こんなにも優しい笑顔で会いに来てくれたカップル
あたたかかった.
こんな時にも自分の言葉で感謝を伝えるコトができない
ハリウッドスター トリドリ…
クルミちゃんに伝えてもらいました..
無念..
私が彼らにお礼できるとするならば
また台湾にトリドリとして戻ってくるコトくらいでしょうか..
非常多謝.

この続きはまた次回にー